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Naomiの部屋

 
初めてのエジプト  2009年12月

イスラエルに住んでいたにもかかわらずエジプトには
行ったことがありませんでした。

何度か行こうとしたけど、いつも何か邪魔が入っていけず、
2度目の妊娠中にレイが言いだして、つわり考えるエネルギーがないまま
流れに任せていくことになりました。

エジプトは昔から関心があったし、瞑想中にビジョンをみたこともあったので
関わりがあることは分かっていたけど、なかなかいけないところから
自分の中で障害になっている何かがあると感じていました。

行くことが決まった9月は感情面でも激動の時期でつわりもひどく大変な時期でしたが
それが過ぎてからは体調も精神的にも落ち着いて、新しい旅への準備ができたものと思っていました。

ところが出発が2日後に迫った日曜日、出血。
経過はいたって順調で前回の妊娠でもなかったこと。

病院に行ったらとにかく家で安静にしているように言われるらしい。

忙しくしていたので旅行のこともゆっくり考えていなかったけど、
やっぱりエジプトには抵抗を感じていたらしく、これも潜在的な恐怖の現れ。

新しいことを試みるとき、こうした形で試されることには慣れてきました。


次の日、また泣きっ面に蜂、の出来事が・・・。
今回の旅は当初、私たち家族とスピリチュアルな友人であるハンスと彼女との
プライベートな旅のはずだったのが、エジプトと聞いて興味を持った友人達が
次々と参加することになり、アメリカ、台湾、オランダから結局11人が集まりました。

団体行動が苦手なハンスは膨れ上がった人数に興ざめしてしまって
来るか、来ないか分からない状況に・・・。


ネガティブな情報や、面倒な時期に旅を予定しまったとか言う自分の感情と向き合い、
また空港に向かうタクシーでも渋滞に巻き込まれ(中国の要人が来て高速が規制されたとか・・・)
ここまで抵抗をするのか・・・と半ば感心しながらも、結局無事飛行機に乗り込みました。


ローマまで13時間、待ち時間3時間、カイロに夜中の2時半に到着という、
かなり過酷なスケジュールで、着くまでに憔悴しきり、やっとカイロに着いら、
今度はタクシーがホテルを見つけられず・・・
(シェラトンって、かなり有名なホテルだよね・・)、結局部屋に落ち着いたのは朝6時過ぎ。

興奮しているのか、仮眠も取れず、そのまま朝食をとることになりました。

レイはエジプトが2回目だということもあってか、すこぶる元気。
アニヤも人がたくさんいて楽しんでいるようだったけど、私は寝不足が原因か
気持ち悪く、お腹もはって痛いし、何故か歯まで痛くなって絶不調。

カルマ解消系の旅のようなので、快適な旅になるとは思っていなかったから、
朝食を食べながら
「ホテルで寝て過ごすことになっても、最初の一歩を
踏み出したということで意味があるよね」 
と友人に愚痴っていました。

でも、そう思ったら逆に出来ることはやってやる!という負けん気がでてきて、
「顔色も悪いし、寝ていたら?」というレイを押し切って、午後は予定通り
カイロ博物館に行きました。

カイロ博物館と言えばツタンカーメンのマスク。
小学校の時だったか、黄金のマスクが東京の博物館かどこかに来たことがあって、
そのパンフレットを見て異常に興奮したことを覚えています。

マスクを見ることは無かったものの、父にエジプト展に連れて行ってもらい
ミイラを見て、人の死体をこんな風に見に来るなんて不思議だ、と思ったことを覚えています。

その後も吉村作治の「ピラミッドの謎」などの本を読み漁った時期がありましたが
ずいぶん昔のことでよく覚えていません。

出発前は忙しくてエジプトについてはインターネットで調べることもなく、またガイドブックを
買うこともなく、カイロについてしまいました。

とにかく体調が悪いので、途中でリタイアしても思い残すことがないように、
まずツタンカーメンのマスクに向かいます。

有名なのでルーブル美術館のモナリザの絵の前のような人だかりを想像していたのに、
マスクのある部屋にはまばらに人がいるだけで、しかもマスクの前には誰も居ません。

マスクの前に立って、じっと目を見てみます。
寂しいような、それでも啓発された深い知恵を感じながらも、
マスクを作った人が後ろめたいものを感じていたような気がしました。

ツタンカーメン自身はとても悟った人で、身内の裏切りなど、色々なことを把握しながらも
世の中は幻想であると割り切って生きていたのかな、などと感じていました。

一生懸命つながろうとしてみたけど、気持ち悪いので立っていられず、
いつの間にか部屋が混み始めて瞑想どころではなくなってしまいました。

レイがマスクの前でチャネリングを始め、私は一人で部屋を出てベンチに座りました。
そしたら、急に学生時代のある人のことを思い出しました。
運動神経がよくて頭も良い模範生のような人だったけど、その人から
突然電話が来て、なんでこの私に??と混乱した時のことです。

その困惑した場面と、私がすごく素朴な、褐色の肌、真っ黒の長い髪をした若い女性で、
身分の高い男性と、お互いに叶わないと知っていながら惹かれあっている、そんな
ビジョンが重なりました。

レイが戻ってきて、私が神殿に仕えていた女性で、花を添えることが仕事だったみたいね、と
言うのを聞いたら、先ほど見た黒髪の若い女性が河の近くで籠に花を集めている場面が
浮かんできて、その時の純粋な感情が再現されたのか涙が出てきました。

少し休めたので、もう一度ツタンカーメンのマスクを見にいくと、
今度は少し集中できて、面白いことに教育についての情報が来ました。

ツタンカーメン王は19歳で亡くなったと書かれていましたが、その若さでは考えられないような
啓発された意識がが伝わってきます。
よくは分からないけど、ほかの惑星や高次元とつながり、その知恵を使って
生活していたようです。
エジプトの土地そのものがそういう場所なのでしょう。

博物館から帰るバスの中では、歯痛がもっとひどくなり、帰って寝込むことになりました。
妊娠中だから痛み止めも飲めないし・・・。

この歯は数年前にも痛んだことがあって、歯医者さんに行ったら虫歯ではない、と言われました。
友人に腎臓などに問題があっても歯が痛むことがあるよ、と言われ
ベッドの中で背中に手を当ててみました。

エジプトでの人生との関わりかな、と思っていると、後から一緒にいた
友人の一人も博物館で原因不明の歯痛が始まって一晩苦しんだと知りました。

微妙だったハンスが夜到着。




カイロ2日目はギザの三大ピラミッド。

車窓から巨大な建造物が近づいてくるとやっぱり感動。
いつかは・・・と思っていたけどとうとう来ました。

でも、本や写真などで見慣れてしまっていたからか、
現実のものとはなかなか思えません。

エジプトといえども12月は冬。
風が冷たくて、すごい砂埃。

ガイドが第1から第3ピラミッドへ順番に案内してくれました。
第1ピラミッドは人数制限があり、午前、午後の決まった時間にチケットを
買うことになっているそうで、朝食をのんびりとって中途半端な時間に到着した私達は
入口までしか行くことが出来ませんでした。

せっかくだから入りたいね・・・と言うことで、入口のオジサンと交渉を始めました。
最初はだめ、だめ、ゲートで午後のチケットを買うように、というようなことを言われましたが、
金髪の大柄な友人を目にした途端、ニヤニヤしはじめ・・・
よし、彼女に免じて少しなら入ってもいいよ、と言い出しました。

しかも、入っていいのは女性のみ・・・。恐るべし、アラブの世界。

私を含めた女性群は素直にその恩恵を受け、写真を撮ったり、壁に手を当てて瞑想したり。
やっぱりすごいパワー。

ピラミッドって本当にアンテナのようにエネルギーを集める場所のようで
目を閉じると、自分が巨大な幾何学パターンに組み込まれているイメージが湧いてきました。

このピラミッドも、周りのピラミッドも、全て線や模様でつながっていて、私がその中にいる。
これもワンネスを感じる一つの方法なのかも知れません。

奥まで入っていくことは出来なかったので、レイがしつこく交渉していると、
午後3時に直接来れば入れてくれることになりました。


そして第2のピラミッドへ。
第1のピラミッドよりも規模が小さくて、人もあまりいません。

ここだけは中に入れることになっていたので、窮屈なトンネルを通って下に下りました。

一番奥まで進むと、温度調節しているのか、むんむんとした熱気の部屋に当たります。
ここが、棺が安置されていた場所らしい。

ちょうど何人かの人が出てきて、部屋には私たちのグループと、あと一人外国人がいるだけ。

先に入っていたレイやオランダの友人達が石棺の周りで瞑想をしていたので、
私も近くに座って瞑想を始めるとHiyoの音が浮かんできました。

Hiyoってプレアデスとつながる音だっけ?と考えていると、
レイがHiyo・・・とトーニングをはじめ、みんなが続きました。

友人が石棺に横になり、石棺にいる人に向けて周りの人がトーニングをします。
グループの人が順番に石棺に入り、私も続いて入ってみました。

かなり深い。
ちょっとかび臭い気ような・・・。

恐る恐る横になると、そのまま穴から落ちていくように意識がどんどん下に下がります。
意識が下に落ちるので、地中とつながる場所なのかと思いましたが、
リラックスして意識を体の外に広げてみると上から光が降りてきて、
下とつながるというより、次元の違う空間であることが分かりました。

周りから聞こえてくるトーニングを聞きながら経験したことのない新鮮な感覚に浸ります。

落ち着いてきたところで目を開けて起き上がってみると、褐色の肌の女性が不思議そうに
この光景を眺めていました。

いつの間にか3,4人、新しい人が部屋に入ってきていました。

慌てて外に出ようとした時、その女性が「これって何?」と近くに座っていたレイに聞きました。

トーニングだよ、とレイが言うと、その女性が、
「ああ、あなたの声、バイブレーションを感じたわ。私も入っていい?」と
言うので、もちろん、彼女に交代しました。
彼女はエジプト人だそう。

皆がトーニングをして、彼女が石棺から出たので、皆立ち上がって出口に向かおうとすると
石棺の近くに立っていたロシア人の男性が「僕にもやってほしいだけど・・・」。

と言うことで、石棺に入った彼にもトーニングを行い、終わって
目を開けると部屋の中は大混雑。
早々と引き上げることにしました。

この第2ピラミッドのイニシエーションは全員にとってかなりパワフルな経験で、
観光を続ける気力がなくなってしまいました。

次に見に行った第3ピラミッドも、ガイドが「写真ぐらいとったらどうだ」としつこいので
仕方なく何人かがバスから降りましたが、後の人達はバスの中でボーっとしています。

レイが受けたメッセージによると、今回はこの第2ピラミッドが最も大切な場所だったらしく、
あの部屋にいたエジプト人の女性も一緒にイニシエーションを行うことになっていたとか。

ということで、午後入ることになっていた第1ピラミッドはどうでもよくなってしまい
そのままホテルに戻ることしました。

カイロの最後の日は、旧市街にあるコプト教会、それからメンフィス。

旧市街は私にとってはエルサレムの旧市街を思い起こさせてくれて
居心地がよかったのですが、レイやハンスはまったく興味が沸かなかったらしく、
買い物を済ませるとガイドが勧めてくれたシナゴーグ(ユダヤ教会)も省略して
メンフィスに向かいました。

メンフィスはテーベの都と言うことで、昔はまった「王家の紋章」という漫画の
ファラオの名前でもあったので、すごい期待で胸が膨らんでいたのですが
史跡としてはラムセス2世の石像がある小さな公園があるだけ。

これだけか、と思ったけど、エネルギー的には太陽の祝福を受けた
パワフルな場所のようです。
発掘を続けているということで、また開示できない何か大切なものが眠っているようです。


次の日の早朝、カイロから空路ルクソールへ。
カイロほどごみごみしていなくて緑も多くて素敵な町。
ホテルもナイルに面したおしゃれな建物だった。

午後はヨットでナイル・クルーズをしました。
カイロでもナイル河を見ることは出来たけど、カイロのナイルとは全然違います。

私にとって聖なる河といえばやっぱりガンジス河。

北インド、ラクスマンジューラのガンジスは見る度に自分と地球との
つながりを思い起こさせてくれます。

ナイル河は落ち着かせてくれるというよりは拡大するエネルギーで、
どちらかというと他の惑星や宇宙とのつながりを感じます。

ガンジスの源流、ガンゴトリは下流の波動とは違って宇宙的だった気もするから
こんな感じだったのかもしれません。
それにしても河って、母性を感じるもの、それは共通しています。

太陽が沈むのを見ながら河の周りで起きただろう出来事について
思い浮かべていました。


翌日は王家の谷へ。
向かう途中のバスでベテランのガイドが古代エジプトの歴史を詳しく説明してくれます。
私を含めた女性陣は興味津々で聞いていました、レイやハンス達は静かに
瞑想していたいようで、ガイドにイライラしているようでした。

王家の谷では1枚のチケットで3つの墓に入ることが出来ます。

好きな王を選んで、と言われましたが、思い当たる名前がなかったので
みんなに合わせることにしました。
別料金でツタンカーメンのお墓に入れるというので、それもとても楽しみでした。


入る前にガイドが何時にここを出るので・・・と言ってきた時、レイやハンスが終わる時間は
自分たちで決める、と答えました。

ガイドは「私は14年ガイドをしているプロだ、だからどれくらいの時間が必要かは
私のほうが分かっている。その時間になってもっと時間が必要だ
ということであればそこで調整する。」と答えました。

これって、私にとってはごく普通の会話だったのですが、
男性陣にとってはとても支配的な態度であったららしく、
もうガイドは必要ない、と言い始めました。

女性陣は彼の知識に惚れ込んでいたので、
そんな些細なことでもめることはないじゃない!
感じることも必要だけど、知識も大切じゃない、などと議論が始まりました。

男性陣は自分の時間の使い方は自分決めたい、歴史とか観光情報は
ガイドブックを読めばいいと言って、意見がまとまりません。

この状況は男性性と女性性の葛藤を象徴しているようで面白い。
結局、人数が多くなれば必ず異なる意見は出てくるもの。
私とレイ二人でもそうなるのだから・・・。

結局、その後はパワフルな場所を周り、瞑想やらチャネリングで、
ガイドのことは皆忘れてしまいましたが、そのことがあったからか
翌日は男女別の行動を取ることになりました。

面白いことに、男女別、というのも何か物足りない。

意見の違いがないので、口論もなく、効率はいいのですが、
エネルギー的に変化がなくてつまらない1日なり・・・
それが「普通」の旅なのかもしれないですが、やっぱり感じるままに行動する旅のほうが
新鮮な経験ができる、というのが今回の学びになりました。


王家の谷に到着して、初めに入ったお墓は100メートル以上も奥行きがある、
権力者、セティ2世のお墓でした。

強すぎるエネルギーで入ったとたんにお腹の赤ちゃんが暴れ始め、気持ち悪くなりました。
エネルギーに反応しているのか、磁場が悪いのか分かりませんが、
とにかく早く出ることにしました。
レイとハンスはここで何かのワークをする必要があるとかでしばらく出てきませんでした。

次のお墓は打って変わって平和なエネルギーの空間で、ちょっと寂しいくらい。

それから、楽しみにしていたツタンカーメンのお墓へ向かいました。
降りていくと小さな部屋が一つだけある、シンプルな造りだった。統治期間が短いと、
それだけお墓も造る期間が短くなりシンプルになるとのこと。

何でもないように置かれていたミイラは少し期待はずれ。
ほとんどエネルギーを感じない、空っぽな空間。

ミイラを見ながら、カイロ博物館で見た、啓発された目をしたマスクを思い出しました。
この王は肉体という幻想を理解していたのではないか・・・
肉体を保つことによって永遠の命を保とうとすることが幻想であることを知りながら
ただ慣習に従っていたような・・・
それでミイラにはエネルギーを残さなかったのか、気が抜けた感じでした。

見終えて、ベンチでナッツを食べながら皆が集まるのを待っていましたが、
レイとニコだけがどこにもいません。
上のほうに歩いて行ったからここに戻ってくるはず、と誰かが言ったので
取りあえず待つことにしました。

30分ほど、首を長くして待っていると、レイとニコが歩いてきました。
「どこに行っていたの?」と声をかけようとして、言葉を失ってしまいました。
レイが別人になっていたのです。
別人、と言っても、どこが変わったのか説明できないのですが、
数十分前のレイとは全然違います。
強いて言えば、瞬時に20キロ痩せてしまったような変わりようでした。

後ろから歩いてきたニコが、興奮しながら、すごいことがあった、と
話を始めました。

彼によると・・・
レイが前を歩いていたので一緒に歩きはじめ、目に付いたお墓に二人で入ることにしたそうです。

下っていくと石棺がある部屋に突き当たり、誰もいないので二人でトーニングを始めた。

レイが石棺に入り、横になってトーニングを始めると、文字通り上から強い光が
レイの身体に降りてくるのが見え、お腹から首にかけて光が上がってきたところで
レイが起き上がってしまったそう。
それからニコもすぐ同じ場所で横になってみたと言います。

レイが言うには石棺のところでトーニングしていたら十字架のように縦、横に光が走り、
お腹のあたりにすごいエネルギーを感じ、「パワフルなエネルギー調整」だったそうです。
トーニングを終えるとすぐにガードマンが怖い顔をして様子を見に来たので部屋を出たとのこと。

その部屋はトトメス3世のお墓。
翌日、ルクソール博物館に言ったところ、トトメスの像が語りかけてくることになり、
やはりレイと関わりのある人物だったらしい。

私は自分に起きたわけではないけど、こんな短期間に人が変わったのを見たのは
衝撃的な経験になりました。
エネルギー場が一瞬にして浄化されたのでしょうか?

バスに戻ってレイを観察してみるとガイドに文句をいったりする、いつもと変わらない会話、人格。
複雑な思いでそんなレイを見ながら、そこにいられなかった自分がちょっと残念だった。
まだ時期が来ていないということだろう。それともただ、縁がないのかも。

その後、ラムセス2世だか、有名なファラオのお墓に入ったけど、もうこの時点でエネルギーが
満腹状態でほとんど見ないで出てくることになりました。
ラムセスというと、旧約聖書の出エジプトの登場人物。
モーセ率いるユダヤ人を追ってきたファラオだったはず。
2世だったか、3世だったか。
こんな風にお墓まで残っているのですね。

食事後、ハトシェプスト葬祭殿へ向かいました。

ハトシェプストは王である夫が亡くなった後、20年ほど女王として君臨した人物。
私にとっては名前も聞いたことがないような存在だったけど、途中のバスの中で友人が
「男装して強さを誇示した面白い女王らしい」といっていたのを聞いて、興味を持ちました。

ついてみたら、これはすごい。
切り立った山を背に大きな3階建ての建物になっています。
周りは砂漠で何もないところです。

聳え立つ神殿を見ていたら「manifestation(権力)」「manipulation(操作)」という
二つの単語が頭の中がぐるぐる回り始めました。
こんな建物を建てられるのは権力とは何かを知っている人でしょう。
側近を従えてこの場所を指差している毅然とした女性の姿が目に浮かんできます。

ホテルに戻って明日の計画を立てることになっていたけど、私はアニヤと
早々に部屋に戻りベッドにもぐりこみました。
夕食まで体力が持ちません。

レイが夜中に戻ってきて、明日は別行動をすると言ってきました。
チャネリングでハンスが近くの神殿の丘の上にあるシリウスへのポータルを探すように言われ、
男性陣はそのヒントを探しにルクソール博物館に行くとか。

女性陣は車で2,3時間のエドフという場所まで神殿を見に行くことになったというので
私はそれについて行くことにしました。

ホルス神殿

ルクソール三日目。昨日の王家の谷で疲れきっていた私は場所の確認もしないまま
エドフという場所に行くことにしました。
レイはハンスたちとルクソール博物館に行くけど、女性達はせっかくなので
有名な神殿に行くことにしたとのこと。

前日に男性陣と女性陣で意見の相違があったので、ちょうど女性だけで
動けることになりほっとしていました。

レイがエドフの近くにイシス神殿があるというので、女性達がイシスのイニシエーションを
受けに行くものだと勝手に考えていたのですが、行く途中のバンの中で
今日はイシス神殿に行くんでしょ?と聞くと、ガイドが今日はホルスの
2つの神殿に行く、イシス神殿はそこから1時間以上あるから無理だと言います。

エドフについてみると、ギリシャ時代の建物がそびえています。

ホルスについては何も知らず、とにかくイシスでないことにがっかり。
ちゃんと調べてくるんだった、と思いながらただ座っているとお腹の赤ちゃんがごそごそと動きだした。

 あ、そうか、お腹の子には必要な場所なのかもしれない。
というか、私が認識していない自分の部分に必要なのかも・・・。

先入観で自分を閉ざしてしまうのはもったいない、と瞑想を始めると、
何故ここに来たのか考えるのをやめてとにかく自分を開きなさい、というメッセージが来ました。

 

ホルスもイシスも人間が人間の中に見出した資質を神格化したもので、
どんな神も自分の中に存在する。
自分につながりがないと思っている神であっても、その資質は自分の中にあり、
心さえ開けばすべての神とつながることができる・・・

 鋭い眼をしたタカの石像を見ていると、集中力の象徴のような気がしました。

それが今の私には必要なのかもしれない。

神、創造主とは既存のもの、と思っていたけど、人間が神を作ったという考えも面白い。


全ての経験に無駄はない。
結局、すべては自分がどのように定義、意味づけをするのか、ということでしょう。

ここに来たことを感謝することも、後悔することも自分次第。
何を受け取るのかも、何を受け取ったと考えるのかも、自分次第。

だから必要な場所に、何らかの理由があって導かれたことを選ぶことにしました。
この場所で得た、神に対する新しい認識だけでも素晴らしい収穫です。

ただ、往復5時間以上のガタガタ道路での道のりは妊婦にはきつく・・・
また出血が始まってしまいました。

なんとかホテルについて、レイやハンスからルクソール博物館での素晴らしい経験を聞きました。
ファラオの像が話しかけてきて、ここでやるべきことを伝えられ、
またコレクションもすごく良かった、とか。

聞いていたら、やっぱりシンクロに任せる旅っていいな、と思いました。
有名どころをどれだけ多く周れたかを旅の成果としてしまう、
生産性、効率性を求める日本人の特性が出てしまっていたのかもしれません。

ホテルで夕食を取りながら、ニコにホルスの話をすると、共感してくれました。

ホルスは変革を象徴する神だそう。
でも神のとらえ方って自由でいいはずだよね、と。

その日はマインドのブレイクスルーだったように思います。
何か期待と違う出来事に直面した時に意識的に自分を開くためのツールを得たようでした。

  

それはそうと、その日ルクソール博物館に行ったハンスやレイはシリウスのポータルが近くの
神殿の丘の上にあるとの情報をもらったとのことで、翌日は日の出前(5時半!)に
再度ハトシェプスト神殿に行き、その裏の山に登って探すとのこと。

 

翌朝、私は起きられたら一緒に神殿に行く・・・と言っておいたが、起きられませんでした。
アニヤと朝食を取り終わったころ、神殿に行ったグループがへとへとになって戻ってきました。 

レイやハンス、その他4人くらいが一緒に行ったけど、皆疲れきって、口数が少ない。

どうだっ?と聞いてみると、見つからなかった、とのこと。

ハトシェプスト神殿の前でバスを降りて、水も持たないで気軽に山に向かって歩着始めたが
歩いても歩いても、ただキツイ上り坂が続くだけ。

途中、ハンスやレイの感覚に差が出て方向が定まらなくなり、
それでも砂漠の中、朝も早く、誰も歩いていないのです。

2時間も歩き続けてのどがカラカラになったところで、
どこからか、また何故なのか、水やジュースを売るおじさんが現れ、皆が飛びついたそう。

天使だ、と思ったけど、行きたい場所を説明すると、よし、連れて行ってやる、と歩きはじめたが、
結局他の物を売る為に彼の自宅に連れていかれただけで、そこは皆が同意する
「違う方向」だったので、その後あきらめて帰ってきたと言います。
ナオミもアニヤも、来なくて正解だったよ、ということでした。

 後から聞いた話だと、ハトシェプスト神殿は銃乱射のテロがあった場所で、その裏山から
テロリストが降りてきたらしい。なんか曰くつきの場所。
ハンスは知っていたらしいけど、私は知っていたらなおさら行かなかっただろうな、と思いました。


午前中ゆっくりした後、カルナック神殿へ。

ルクソールについた日の夜、夜のツアーに参加したのですが、アニヤは怖がるし、
お腹はすくし、よく見ることが出来ませんでした。

昼間のほうが分かりやすい。
柱も、壁も全てが大きく、一つ一つのスケールが違います。

オベリスクが一つの岩から掘り出された、と聞いて感動。

でも、外国から友人が来て日本を案内すると、数日で神社はもうたくさん!と
言われることがあるように、神殿も似たようなものなので、
巨大な柱や石像を見てもだんだんと感動が薄れきます。

 カルナック神殿の中で一番よかった場所が神殿の一番奥に位置する
「アレキサンダーの石」と呼ばれる祭壇がある部屋。

強い日差しの中歩き疲れたので、薄暗い部屋を見つけて入ってみると、
真ん中に大きな石が置かれていました。
石の周りにはエジプト人ガイドと旅行者が立っていて写真を取っていて、
壁のところにも何人か座っていました。

涼しいので私も休もうと階段に腰掛けると蜂のような低く響く音が聞こえてきます。
あれ、幻聴か、または何かのサインかな、と思ってレイに何か聞こえない?と聞いて周りを見回すと、
壁に座っていたのはハンスでトーニングをしていました。

その部屋、祭壇の波動なのか、トーニングの波動なのか分からなかったけど、
一番深く瞑想に入れました。
 

今回のエジプトの旅はどんな意味をもっていたのか、無理に理由づけをしてみると、
現実化する、創造する力を受け取りに行ったようです。

ピラミッドや神殿などの巨大な建造物が砂漠の中に建っているのを見るだけでも啓発されます。
全部人間が作り出したもの。神を通じて人間が作ったのか、人間が神を通じて作ったのか。

どちらにしても既定の概念が崩れて、自分に対しても、他の人に対してももっと受容できる範囲が
広がった気がします。
自分の体調の悪さに対しても、自分の制限された考え方も冷静に受け入れることが出来ました。

特に複数の、それぞれの文化を持つ人達が集まったので
行動や意見が合わないことも多々ありましたが、結果としてお互いの個性を
認め合って、その存在に感謝することが出来ました。

 また体調の悪さも手伝って事前に歴史などの情報をインプット出来なかったことで、
より敏感にその場のエネルギーを感じ取ることが出来たように思います。

ルクソールから私たち家族はレイの妹夫婦に会いに、カイロ経由でオマーンへ向かいました。
残りの皆はしばらくカイロでゆっくりして、アレキサンドリアなど足を延ばす人もいました。

完了していないな、とはっきり感じます。またいつか戻ってくることになるのでしょう。






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